体癖タイプ一覧
10タイプを軸ごとに比較しながら理解を深めよう。
奇数と偶数のエネルギー傾向
体癖にはペアとなる奇数・偶数でエネルギーの方向性が異なるという面白い特徴があります。
奇数タイプ (1,3,5,7,9)は、エネルギーを外へ発散（鬱散）しようとする能動的な傾向があります。
偶数タイプ (2,4,6,8,10)は、エネルギーを内へ集注（要求）しようとする受動的な傾向があります。
上下型
1種・2種
頭脳体型
上下型1種
エネルギーが頭脳に集中し、物事を常に論理と言葉で捉えようとする能動的な思考家タイプ。毀誉褒貶（世間の評判や名誉）に敏感で、行動には大義名分を求めます。ゼロから新しい概念を構築する独創性に長けていますが、他者からの情報や既存の常識を鵜呑みにすることは苦手です。思考が先行し、頭の中で結論が出ると満足してしまい、実行に移すことには関心が薄れる傾向があります。
受動頭脳体型
上下型2種
1種と同じく頭脳にエネルギーが集まるが、その働きは受動的。外部からの問いかけや課題があって初めて思考が活性化するタイプです。自らゼロから創造するよりも、既存のものを解釈、記憶、分類、改良することに長けています。「自由に考えて」と言われると戸惑う一方、与えられた枠組みの中で最適解を出す能力は抜群です。自分で責任を負うことを避けたい心理から、他人の指示に従う方が動きやすい傾向があります。
左右型
3種・4種
消化器体型
左右型3種
感受性の中心が「好き嫌い」にあり、感情豊かで人当たりの良いタイプです。エネルギーは消化器系で発散され、食べることがストレス解消に繋がります。理屈よりも感情で物事を判断し、その時の気分で行動が変わることも多いです。明るく社交的で、場の中心にいることを好みますが、片付けや整理整頓は苦手な傾向があります。流行や権威に影響されやすい一面も持っています。
感受性体型
左右型4種
3種と同じく感情的なタイプですが、その感情を内に溜め込み、表に出すのが苦手です。一見おしとやかで穏やかに見えますが、内面では細やかな感情が常に揺れ動いています。興奮や緊張で食欲が落ち、周期的に下痢をすることでバランスを取る傾向があります。自分の感情が分かりにくくなるため、他者の感情に共鳴しやすく、被害者意識や自虐的な思考に陥ることもあります。
前後型
5種・6種
呼吸器体型
前後型5種
感受性の中心が「利害得失」にあり、極めて合理的で行動的なタイプです。常に一歩先のことを考え、効率と結果を求めます。じっとしているのが苦手で、動きながら考えることを好み、複数の物事を並行して進める「ながら作業」が得意です。目立ちたがり屋で社交的な一方、その合理性から冷たい印象を与えることもあります。所有欲が強いですが、一度手に入れると関心を失う飽きっぽい面も持ち合わせています。
過敏呼吸器体型
前後型6種
5種と同様に行動への欲求を持ちながら、呼吸器の弱さから実行に移せないジレンマを抱えるタイプです。胸に熱いロマンを秘めた夢想家で、現実と理想のギャップに悩みます。普段は内向的で一人を好みますが、引っ越しや災害時といった非日常的な状況下で、驚くほどの冷静さと行動力を発揮します。注目を集めたいという欲求が強く、無意識に体調を崩して関心を引こうとすることもあります。
捻れ型
7種・8種
闘争体型
捻れ型7種
感受性の中心が「勝ち負け」にあり、常に誰かと競争している生粋のファイターです。手応えのある勝負を求め、負けることを極端に嫌います。親分肌で面倒見が良い一方、自分より弱い相手には威圧的に出ることも。竹を割ったようなさっぱりした性格ですが、へそを曲げると扱いが難しい天の邪鬼な一面も。行動は計算よりも衝動が優先されます。
忍耐体型
捻れ型8種
7種と同じく「勝ち負け」に敏感ですが、その闘争心を表に出さず、内に秘めるタイプです。逆境に強く、人が嫌がるような地味な努力をこつこつと続けることができます。正義感や同情心が強く、弱者や敗者に惹かれる傾向があります。お世辞や冗談を言わない実直な性格で、義理人情を重んじます。勝算がなければ戦わず、一番になるよりも二番手でいることを好みます。
開閉型
9種・10種
凝縮体型
開閉型9種
感受性の中心が「愛憎」にあり、一つの対象に深く執着する完璧主義者です。その集中力は驚異的で、好きなことであれば飽きずに没頭できます。職人気質で、自分が完全に納得しないと動かない頑固さを持っています。味方と敵をはっきり区別し、一度憎むと長く忘れません。逆境や命がけの状況でこそ真価を発揮する、凝縮されたエネルギーの持ち主です。
開放体型
開閉型10種
骨盤が開き、心も開いている、おおらかで世話好きなタイプです。9種が特定の対象に愛情を注ぐのに対し、10種は広く多くの人、特に弱い者に愛情を注ぎます。親分肌で人を惹きつける華やかさがあり、場の中心にいることを好みます。聞き上手ですが、聞いたことをすぐに忘れてしまう忘れっぽい面も。頼られることに喜びを感じ、世話を焼く相手がいないと元気がなくなります。